日本Uremic Toxin研究会

日本Uremic Toxin研究会 特別顧問・代表世話人挨拶

特別顧問挨拶

 日本Uremic Toxin研究会は、腎臓病患者において蓄積する尿毒素 uremic toxin の病態生理、およびそれをターゲットとした治療に関する知識の発展と普及に貢献することを主たる目的として、腎臓、循環器、血液浄化などの様々な分野を横断して設立された研究会です。
 本研究会活動の一環として、定期的に学術集会を開催するとともに、ホームページを開設いたしました。本ホームページにおいては、本会の趣旨や活動等を公開し、尿毒症の病態、治療についての知識、情報を相互に広くかつ深く交換し、協力する場を構築したいと考えております。
 今後とも本研究会に対するご理解をいただき、ご参加・ご協力いただけますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。これらからも本研究会を通じて、皆様と尿毒症の方々の予後と生活の質の改善に結びつくような情報交換ができることを、心より楽しみにしております。

日本Uremic Toxin研究会
特別顧問 南学 正臣

代表世話人挨拶

この度、代表世話人に選任いただきました久留米大学医学部内科学講座腎臓内科部門の深水圭です。これまでと同様、尿毒症による心・腎・脳・消化器などへの障害における病態解明や介入に関する研究を通じ、密な発表やディスカッションを通して患者のQOL改善を目指していきたいと考えています。今後も皆様からのご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

日本Uremic Toxin研究会(JSUT: Japanese Society of Uremic Toxin)は、東京大学南学正臣先生のご指導のもと2017年に発足しました。慢性腎臓病患者において蓄積する尿毒素「uremic toxin」は、腎臓のみならず心臓、血管、腸管、皮膚、脳神経系など広範な臓器に障害をもたらします。その病態生理を解明し、治療法の開発だけでなく、尿毒症患者の指導や管理にも貢献することを主たる目的としています。これまでに腎臓・循環器・栄養学などの分野に精通する先生方にご参加いただいておりましたが、今後はさらに糖尿病、皮膚・脳神経・精神領域などの先生方にもご参加いただき、臓器連関の観点から尿毒素に関する新たな知見を発掘・共有していきたいと考えております。
本研究会に対するご理解を賜り、多くの医師や研究者、メディカルスタッフにご参加・ご賛同いただけるよう尽力いたします。ぜひご参加いただき、明日からの尿毒症関連合併症の治療にお役立ていただければと切に願います。

何卒よろしくお願い申し上げます。

日本Uremic Toxin研究会(JSUT)
代表世話人 深水 圭